発想の転換(インドカレー)
- いっきゅう
- 2021年6月1日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年6月8日
頂き物の手作りの木製スプーンがあります。
これで食べると今までと味が違うんです。鉄の味がしません。
ヨーグルトとかシチューを食べるとメルヘンな世界の住人になった気分になって、不思議と心にゆとりが生まれてくるので、私はこのスプーンを愛用しています。
チョットしたことで、自分の中に良いものが生まれてくるんですね。こんなに違った景色が目の前に広がるとは。
気づいたチョットしたことを大切にしていきたいです。それがどれほど自分を助けてくれるか分かりません。

梅雨のシーズンとなり、気温も上がってきました。朝晩の気温差に身体がおいつかず、なんとなくダルい。この季節の変わり目に元気を出していくには、辛いカレーを食べるべし。
そう思って、私はカレーを食べに行きました。
お店の人はインド系の人ばかりで、注文を取るのも片言です。外国に来たみたい。久しぶりの外食が嬉しいです。
注文したものが机の上に運ばれ、私は豆カレーに舌鼓をうちながらフト思いました。
外国人がラーメンをフォークで食べる姿を見て、「分かってないなー。そんなの美味しい?箸でズルッといかなきゃ」と思うことがある。
それと同じように、もしかしたら先ほど注文を取りに来た店の人は、私がスプーンを使っているのを見て「なんで日本人は手で直接食べないのデスカ?カレーを分かってないネ!」って思ってるんじゃないかしら?と。
「郷に入れば豪に従え」と言いますし、本場の人のように手で食べてみたら、なにか世界観変わるんじゃないか?お店の人と仲良くなったりするかも。
一度はやってみる価値はあるんじゃないか。
・・・あつっ! 炊きたてご飯の熱さを舐めてました。
スプーンやお箸って、熱い美味しいモノを食べるためのものだったのか。今さらながら、その働きに敬服です。

「発想の転換によって自分の心の中に寝ていた生き方が甦る。今を生きるためのアイデアが生まれ続けていく」と言います。
現代に生きる私どもは周りの自然を見つめる時間がない。生活スピードが加速して見ようとしないのではないでしょうか。
自分の立ち位置を忘れて、人間中心の世の中になって、それで自分自身がいろいろ困っているという事が多いと思います。
もっともっと自分の周りにある自然、空、土地、草等いろんなものから「何かを学ばして貰おう」というような心持ちを持っていきたいです。
皆さんは、自分中心の生き方に自分を閉じ込めてはいませんか?
それぞれにキッカケを頂いて、その時に頂いた“発想の転換”を大事にして生きて行きていけば、自分の人生がもっと楽で、楽しくなって、そして物事がスムーズに進んでいくはずです。
「カレーぐらいで何を大げさなことを」と思うでしょ?
私もそう思います。でも、そのチョットした気づきを大切にしたいんです。
そこにどういう大きなものが隠れてるか分かりませんから。それを考えるとワクワクしてくるんです。
梅雨の時期だけにウキウキと言った方が良いかもしれませんね。(失礼しました)
教祖御理解12
『神に會(あ)はうと思へば庭の口を外へ出て見よ 空が神 下が神』
自分の常識でのみ判断し広い視野を持たぬ常識病にかかってないか、気を付けましょう。
自分中心の生き方に、自分を閉じ込めてはいないでしょうか? 枠から飛び出してみましょう。きっと良いものと出会えるはずですよ。