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ものさしは、比べるためやない

春の終わりに、東京で気づいたこと。 この文章は、何かを教えるためのものじゃないです。ただ、読み終わったあと、あなたの中で元気な何かが静かに根を張ってたら、それでじゅうぶん。急がず、ゆっくり読んでください。


二年前、十数年ぶりの東京。 皇居を歩きながら、つい「姫路城の何倍あるんや…」。 東京駅では「大阪駅より人多い!」と心の中で実況中継。

気づけばずっと、比べてばっかりでした。


でね、ふと気がついた。

― 東京、こっちのこと全然見てへんやん って。

勝ちも負けも、相手にされてへん。東京はただ、東京をやってるだけ。 淡々と、誰とも比べず、誰にも合わせず。

それ見たとき、なんやアホらし!笑ってしもてね。

自分ひとりで勝手に土俵つくって、勝手に比べて、勝手に忙しくなってたんやなぁ。

比べるの、やめた瞬間。 景色が、ふっと広がった。

がんばっても報われない気がする。ちゃんと生きてるのに、なんか違う。

そう感じてるあなたは、きっと誰かのものさしで自分を測ってしもてるのかも。

その線。まっすぐ、自分の先へ引いていこか。


・・・せやで、多少まがったって ええんやから。  

慌てんでええですから。


 
 

神さま、おるで。

-ここは、あなたに戻る場所ー

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