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執筆者の写真いっきゅう

みたま様の立ち行きを祈るということ

以前のことですが、


“安くて旨くて地元の人に愛されている地域の名物料理や郷土料理を「B級ご当地グルメ」として、その日本一を決めよう”というイベントが


各地で開催され、何万人もの人を集めていました。


近畿・中国・四国支部大会が姫路でも開催され、

そこには、東日本大震災の被災地石巻からも特別招待で“石巻焼きそば”の店が 出店していて長蛇の列が出来ていました。






その“石巻やきそば”を待っている行列の人が 店主にいろいろ「大変だったな。がんばってね」と声をかけたり、励ましたり、 店主もお礼を言ったり、お客さんといろいろ話をしてました。



その50代くらい店主が「けど、母ちゃんがいねーんだよ」と、まだ行方不明である奥さんのことを言いました。

続けて


本当はこの店は奥さんが店主だったが、震災の後、家を片付けていると、 泥の中から焼きそば・鉄板焼き用の大きなコテが2つ出てきて、 それを見た娘さんが 『きっとお母さんが、「私の代わりにお父さん、焼きそばを焼いてくれ」って言ってるのよ』と言ったそうです。 それを聞いて、ご主人もこの度の出店を決心したということでした。



このご主人の着ている白いTシャツには、たくさんの応援メッセージがマジックで書かれていました。




決して御霊様は苦しんでいるのでも、傷ついているのでもありません。 それよりも、生き残った後の人のことを一生懸命思っている。 ここに僕は取次をする者としての大きな役目を感じました。




私どもの言葉で「みたま様の立ち行きを祈る」と申すことがありますが


御霊に迷ったり苦しんだりするヒマはありません。

後の人たちを励まし助けて下さっています。

そのお霊さまの心を知って、生きている者が我が力として生きることに励めば霊さまの安心になります。

それが「みたま様の立ち行きを祈る」ということと僕は思っています。

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