お彼岸の時期となりました。
このお彼岸はお墓参りをしたり、改めてわが家のご先祖様に手を合わせたり、教会にお参りしてご先祖様の事を思ったり。
神様を中心にして、今生きている私どもと、それぞれの関係あるみたま様。
その三者が拝み合ったり、語り合いをして、お互いがこれからも更に仲良くやっていきましょうという季です。みんな一緒に生きていくことを再確認です。
さて、話は変わりますが、
兵庫県は月末までの緊急事態宣言ですが、ありがたいことに県内の新規感染者数も少なくなってきています。身を粉にして働いてくださっている医療従事者の方々のご苦労を忘れてはいけませんね。
とあるラジオ番組で、「私の苦手なこと」と題して、ある女性の看護師さんからのお便りが紹介されていました。(以下)
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「私の苦手なことは、筋肉注射です。私は看護師ですが、現在、医療現場の最前線にいない私もワクチン接種のお手伝いに行く事になりました。すでに臨床現場から離れ10数年。筋肉注射に至っては20代の頃にやったきり。
しかし、私は以前の臨床現場では患者さんから『痛くないね。上手だね』と褒めていただくことが多くて、筋肉注射が得意な方だと少々自負をしておりました。
今回、その少しの自信と不安を胸に、少しでも世の中の役に立とうとワクチン接種を担当しました。
一度、身につけた技術は自転車の乗り方のようなもので勘が戻ればとてもスムーズに行えるようになります。
しかし、正直な方も多く、『痛い!』と言ったり、『1回目の人の方が上手だった』や、『みんなこんなに痛いんですか?』などなど、ワクチンを受けた方々からけっこう言われました。
『筋肉注射は注射の中でも痛い注射なんですよ』と私は苦し紛れに言い訳をしていますが、私の心は痛手を負っています。
また、こんな数の注射を打ったことがないので、はじめのうちは筋肉痛に襲われ、心身ともにやられ、ヘトヘトになって本業に支障をきたすほどでした。
『若い頃は上手だったはずだったのに』という考えは、すぐに『患者さんは若い私に当時、優しくしてくれていたのだ』と気が付きました。当時の患者さんに心のなかで感謝と陳謝をしました。
しかし、そのようなワクチン接種の中でも時々、『えっ、もう終わったんですか?』とか、『痛くなかったです。とても上手です』と褒めていただける神様のような方もいて、自信を復活させてもらいます。
そのような方には少しだけ最後の声がけを多めに優しくできる私なのでした。「お大事にー」「待合室で15分お待ちくださいねー」。
こんなことを言うと心配される方々もいるかもしれませんが、私のようにブランクがある看護師の方はそうそうおりませんので、ワクチン接種を希望される方はどうぞ安心して接種いただければと存じます。」
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久しぶりに現場に戻って筋肉注射をして、ねえ。最初ドキドキしながらも、過去みんなに褒められてたから自信があったけども、いざやってみたら自分は筋肉注射がヘタだったんだと気が付いたわけです。
「注射をされる時に看護師さんとコミュニケーションを取っている人っているんだ」と私は思いました。
先日、一回目のワクチン摂取だった私。
注射が苦手ですから、注射針が刺さってるのが視界に入れないように余所を向いて目をつぶって受けました。自分のことで精一杯。
注射が済んだら、針の刺さったところに指をあて、まるで大手術を済ませた後かというぐらいの感じでヨロヨロと席を立ち、看護師さんにペコリと頭ををさげて15分間ジーッとしてました。
私は自分のことばっかりで、まったく周りが見えてなかったんです。
看護師さんの労をねぎらって「ぜんぜん痛くなかった。上手ですね」とか、「ご苦労様です。ありがとうございました」って言えばよかったと思いました。
世の中すべて助け合い。良い心で受けたら、良いものが生まれてくるんです。良いモノが返ってくると思います。
あんまりしゃべるのも、よくないとも言われますが、
次の二回目のワクチンの時は、ひと言ふた言、看護師さんとコミュニケーションを取っていかねば。
最前線で頑張ってくださっている看護師さんに、気持ちよく仕事をしていってもらいたい。エールを送らねば。
そんなことを考えてます。
ワクチン注射の看護師さんの頑張りを分かっているようで、分かってなかった。
私どもは、分かったつもりになっているけれど、実は私どもは自分のことばっかりで、自分のことで精一杯で、周りの気持ちが見えてないことがあるんじゃないでしょうか。
神様はもちろんのこと、関係ある御霊様も「一緒に生きていくからな、あんた一人で生きとるんじゃないぞ、元気を出せ。もうチョットの辛棒じゃ」と私どもを頑張って支えて下さっているのに、それを分からずに過ごしていると思います。
お彼岸で、そのことをよく再確認して、それぞれの関係の御霊様とコミュニケーションをしっかりとるようになっていったら、御霊様もますます機嫌よろしくなって、元気いっぱいにお働き下さるに違いありません。
どういう宗派でご先祖を祀っていようと、どれだけ遠いところにお墓があろうと、パッと一瞬で飛んできてくれているはずです。
私たちは自分一人で生きているんじゃないんです。
神様、親先祖の御霊様とさらに仲良しこよしで、行かせてもらいましょう。
繁昌していきますよ。