お彼岸のみたま祭りをお仕えしました。
この祭典・行事は、神様を中心にして、お参りした私どもと、それから一緒にお参りされておられるそれぞれの関係の御霊様。
その三者がここへ集まって一緒に拝み合う、語り合うことをして、これからもお互いが更に仲良くやっていきましょうというお祭りです。
御みたま様はどういう宗派で先祖を祀っていようと、どれだけ遠いところにお墓があろうと、お参りになった皆さんと一緒に参っておられます。パッと一瞬で飛んできております。
「自分一人で生きているんじゃない」というのを祭典を通して、お互いが再確認して、神様、親先祖の御霊様とさらに絆が深まって、元気出して出発させてもらいたいです。
「御みたま様の供養をする」と言いますが、何をどうすれば供養になるのでしょう?
親先祖のこと思い出して、
「そういえば生前中にこういう事を言ってくれて嬉しかったな」
「こんな事をしてくれて、有難かったな」と、
自分が受けとったバトンを確認すること。もしバトンを落としていたら拾い直す。確認できたら元気が出ます。
「きっと今こう言ってくれているに違いない」
「今度は私がさしてもらう番だ」と、前へ向いて自分が励んでいく。
それをしたら、コチラも嬉しいし、御みたま様も「こちらの思いを分かってくれるか、そういう風に思ってくれるか」と喜んでくれて、マスマス元気を出してお働き下さいます。
その御みたま様の働きはまたコチラに返って来て。両方がさらに嬉しく喜んで繁昌していけるんです。
「儀式をするので供養になる」っていうんじゃなくて、
儀式を通してそういう語り合い、拝み合いができて、そこからますます仲良く、生き死にの境なしに一緒に生きていくという姿があるんです
。
それでやっと「供養」「御みたま様の喜び」という事になるだと僕は教えてもらっています。
皆さんは、親先祖、または恩人から、これまでどんなことをしてもらって嬉しかったですか?有難かったですか?
どうか、お彼岸をきっかけにそれを思い出したり、確認してみて下さい。
今どう言って声をかけて励ましてくれているか。感じてみて下さい。
ますます仲良く、嬉しく、元気に生きていけるようになりますよ。