ある看護師さんが教えてくれました。
ワクチンを打つ時に、年配の人の方がドンと腕を出して「どうぞ打ってください」っていう風な態度で来てくれる。
そして、意外と若い人のほうが痛がったり怖がったりするので、「大丈夫ですからねー」とか、「いいですかー、ちくっとしますよー」とか声をかけてあげているんだとか。
年配の方々の、この腹の座りよう。
その理由はもちろん、経験の差からくるのでしょう。「良薬口に苦し」っていうのを、もう経験上分かっているのだと思います。
きっと「痛いけれど、この痛みは後々良くなるためのものだから」って、痛みを受け入れる態勢が出来ている。
僕は、
「食事と同じように、お薬も神様からのお恵みの一つ。
私たちが生きていくために一生懸命な思いで神様が与えて下さるものなんだから、『いただきます』と捧げ頂くような気持で薬を吞ませてもらうこと。
それで効き方が違ってくることがある」
と教えてもらってきました。
それでも、ワクチンを打つ前は「熱が出たらどうしよう」「倒れたらどうしよう」とか、不安がよぎったり。
今度三回目のワクチンを打つ時が来たら、「いただきます」と捧げいただく気持ちで受けさせてもらおうと思います。
そして、それは何も薬だけのことではありません。
僕たちは生きていたら、驚くような出来事が起こってきて、うろたえてしまう事があります。
でもそれを、「神様、いただきます」と。
つまり、
「これもあとあと良くなるための出来事に違いない。出きて来たことがおかげなんだ。ここを通ることでしか得られないものがあるぞ。
神様、ここを通っておかげを頂きます。ありがとうございます。ここを通って生き力をつけさせて頂きます」
と、捧げ頂くような心持ちで
その中を慌てずに騒がずに通らせてもらいたいのです。
こんな不自由なコロナの世の中だからこそ、
今じゃないとできないこと、今までと違うことをやってみようって、何かに挑戦するのもいいと思います。
教祖さま ご理解 第47節
祈れ薬れにすればおかげも早いが 薬れ祈れにするからおかげにならぬ