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執筆者の写真いっきゅう

コロナ禍と辛抱

 どうやら兵庫県も緊急事態宣言が延長されそうですね。


 以下は海外の宗教小咄みたいなもので、よく使われる例え話。



 大雨で堤防が決壊しそうなある集落。


 警官が家に来て「雨で堤防が決壊し始めています。いますぐ逃げてください!」と言うが、その家人は「神に祈れば必ず神が助けてくれる。逃げる必要はない」と警官の言うことは聞かない。


 ついに堤防が決壊し、徐々に水がその家の床上まで浸水してくる。


 今度は、救命ボートがやってきたが、また「神が助けてくれるから、私は大丈夫」と救助をご遠慮願う。


 今度は、ヘリコプターがやってくるが「神が助けてくれるから」と断って、祈りを続ける。


 が、結局その人は濁流に飲まれて死んでしまう。


 死んでからこの人は、神様に向かって「あれほど祈ったのにどうして助けて下れなかったのですか?」と訴えた。


 神様は次のように答えた。

 「私は何度も助けようとした。警官、次にボート、ヘリコプターの姿となって」。



 きっと神様は、この時助けられなかったことを悔しがり、自分自身を責めているに違いありません。

 親の心子知らずとよく言ったもの。私どもは、どれほど神様に心配かけているか分かりません。



 コロナ禍の中、神様は今も一生懸命に様々な手段を使って、私達に呼びかけ、助けようとされているはずです。


 教えにあるように、些細なことでもうっかり聞いたり見たり、神様からのメッセージを取りこぼしたら迷子になってしまう。


 感性を養わなければ。



 私には直接神様の言葉を聞くような力はありませんが、そんな私にでも分かるようにいろんな物事や人物を通してメッセージを下さると思います。


 日々のコロナに関するニュースの中にも、

「心配いらんからな。先ず自分を守ることが、人様を守る事に繋がるぞ。もう少しの辛抱じゃ」と私どもに仰いながら、お骨折りされてる神様の声が含まれているのではないでしょうか。


 自粛生活ももう少しの辛抱と思います。元気を出していきましょう。

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