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執筆者の写真いっきゅう

金光教用語「ご用」ってなに?

金光教の中で、よく使う言葉で「ご用」って言葉があります。


どういう意味か分かりますか?


これは、神様がその人が幸せになるために与えられた役目・つとめという意味なんです。



赤ちゃんは一生懸命泣いてお母さんのお乳をしっかり飲むのがご用です。


子供さんは勉強して、たくさん友達と遊んで、親の見守る中でいろんな体験を積んだり一緒に過ごすのがご用です。


大人は、それぞれの仕事や家庭の中の役目がご用です。


神様から見れば、仕事に差別はありません。



神職も、パン屋さんも、電気屋さんも、塾の先生も、

みんな神様から「アナタはこういう役目の中を通って、幸せになる人間ですよ。これで幸せにおなりなさい」といって与えられた尊い職業なんです。





自分が見つけた仕事、なんとなく始めた仕事と思っているかもしれませんが、そこには神様の思いがある。


大変な時もあると思いますが、有難く嬉しくそれぞれご用に励んでいきたいものです。


きっと神様もその姿を見て意気に感じて、喜んでくださるし感応されることでしょう。



実は僕も最近、主夫の真似事みたいなことをやっています。


お弁当をつくったり、人が返ってくるのを待ちながら食事の準備をしたり。



やりだして初めて気が付きました。


なんということでしょう。


朝ご飯を食べながら、頭の片隅で昼ごはんや夜ご飯の準備のことがずーっと気になるのです。


返ってくる時間を逆算しながら、待たせず一番いい状態で出したいから。



そのうえで世の中のお母さんたちは、子育てもするわけです。


二十四時間心も体もめいっぱい働かせて動いている。これほど大変なご用はないと思いました。


しかも、いろんな工夫をしたり、作業を同時進行したり。


それをめちゃくちゃ楽しんでやっている人だっている。子供がかわいいからって笑顔でやっているわけです。



そのコツを僕は習いたい。


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